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お金の発行の仕組み


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皆さん、それぞれ仕事やビジネスをされていて日ごろから給料、家計、売上等、お金のことを考えていらっしゃる方が多いと思います。

 

しかし、そのお金はそもそも誰がどうやって作り出しているのかを考えたことはありますか?

 

日銀が発行していると思いますか?

政府が発行していると思いますか?

 

実は二つとも違います。

お金を発行しているのは、皆さん自身なのです。

 

確かに、皆さんお持ちの一万円札には日本銀行券と書かれています。

しかし、その一万札を刷っているのは財務省独立行政法人国立印刷局です。

日銀ではありません。

 

では、一万円札を刷ったこともない皆さんがどうやってお金を発行しているのでしょうか?

 

現在、企業も含めて日本国民全員から銀行預金、郵便預金、農協預金口座の数字を全部足した総額は、約1300兆円です。

これをマネーストックM3と言います。

それに対して、日本に存在する紙幣の総額は、約100兆円です。

 

お気づきになられたかもしれませんが、預金に対して、紙幣が圧倒的に少ないのです。

つまり、日本国民の8%程度が全財産を、自分の預金口座から引き出したら、銀行は潰れるのです。

そうならずにすんでいるのは普段から皆さん、そんなに引き出さないからです。

財布の中に全預金の8%以上、現金で持ち歩いている人はほとんどいません。

 

預金はちゃんと、電子情報として記録され、国民のお金はほとんど電子情報です。

その合計が1300兆円です。

これが現代のお金の正体で、紙幣は何のためにあるかというと、電子情報の入れ物の為です。

電子情報は記憶媒体がなければ、現実世界に持ち出せないからで、紙幣は持ち出す為に存在します。

ATMに行って、1万円を引き出す時には、1万円という情報を1万円札に入れて、運び出します。

 

紙幣も国民が全て引き出さなければ、銀行の金庫に眠るだけで、金庫に眠るだけなら、紙幣である必要はありません。

むしろ、紙とスペースの無駄です。

だから、100兆円で十分なのです。

もし、足りなければ、国立印刷局がもう100兆円でも、200兆円でも刷れば良いだけの話で、大した問題ではありません。

何故なら、紙幣の発行とはあくまでも利便性の問題であって、お金の発行ではないからです。

 

国立印刷局は紙幣を毎年、財務省の計画に沿って、必要なだけ刷っています。

必要なだけというのはもし、お金の全体量が増えれば、当然引き出す金額も増えるので、それに応じて増やす分と、古くなったり、破損した分を交換する分ということです。

紙幣の発行とはお金の発行ではありません。

 

お金の発行とは、現在、1300兆円ある電子情報を増やすことです。

これを日銀がやるわけではなく、この電子情報の中身は単に、誰がどの銀行に、いくら持っているかという情報に過ぎません。

そんなものは日銀には増やせません。

 

では、一体この電子情報は誰が増やすのでしょうか?

実は、これを増やすのは市中銀行なのです。

市中銀行信用創造という仕組みによって増やすのです。

 

現在の銀行システムとは準備預金制度によって成り立っています。

準備預金制度というのは預金の一定割合を日銀に預ける制度です。

その割合は法律で決められて、これを法定準備率と言います。

目的は銀行システムの安定で、仮に一つの銀行が経営破綻しても、集められた準備金で払い戻せば、それが連鎖することを防ぐことができる(破綻した銀行がある銀行にお金を借りている場合、そのお金を貸した銀行に払い戻す)といういわば保険のようなものです。

 

しかし逆を言えば、一定割合を日銀に預けなければならないということは残りのお金は誰かに貸しても良いということです。

 

仮に、法定準備率を1%とすると、つまり誰かから100万円の預金を預かっているなら、その銀行は日銀に1万円を預けなければなりません。

しかし、残り99万円は誰かに貸しても良いということになります。

 

例えば、市中銀行Aが顧客Bに100万円を預かるとします。

市中銀行A(100万円の資産)はこの内、1万円を日銀に預け、残りの99万円を顧客Cに貸したとします。

通常、銀行がお金を貸す時、現金で渡すわけではなく、自行内に口座を持たせ、そこに融資金を振込ます。

つまり、貸すと言っても実際には、自行内にある顧客Cの口座に99万円と書き込むだけです。

 

すると、いつの間にか市中銀行Aの預金は最初の顧客Bの100万円に加え、顧客Cの99万円を預かっていることになり、電子情報の合計は199万円に増えます。

 

A銀行は新たに増えた99万円の1%、9900円を日銀に預け、残りの98万100円を新たな顧客Dに貸すことができます。

そうすると、A銀行に297万100円の預金ができることになります。

 

これを永遠に繰り返すと、最終的には100万円÷0.01で1億円の預金を作り出すことができます。

 

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また、これは無限等比級数で計算できます。

S =合計(生み出せるお金の総額)

a = 初項(顧客Bの預金100万円)

r = 公比(貸出率0.99)

1-r = 法定準備率0.01

 

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勿論、実際には借りたお金は使うのが当たり前なので、最初の99万円の融資金がA銀行内に預金として留まることはあまりありません。

しかし、それが使われたとしてもそれがどこか他の銀行の誰かの預金となれば、その銀行もやはり、1%を日銀に預け、残りを誰かに貸すことができます。

 

したがって、銀行システム全体でみれば、誰かの預金となる限りは、このプロセスを繰り返し、結局元の預金の100倍のお金を作り出すことができるのです。

これが信用創造です。

民間銀行が融資先に信用を与えることにより、何もない所からお金を作り出す仕組みのことを信用創造と言います。

 

企業も含めて、国民が民間銀行からお金を貸して貰って、始めてこの世の中にお金が誕生するのです。

お金を作り出しているのは、住宅ローンやカーローンを抱えている家族、起業する為に銀行から融資をして貰った起業家、カードローンを作った会社員、教育ローンを借りている学生、買い物のたびにクレジットカードを使う皆さん自身なのです。

 

ここでもう一つ、重要なことは世界中のお金はほぼ同じ仕組みによって発行されていることです。

現代のお金の発行の仕組みは大きく分け、民間銀行発行システム、中央銀行発行システム、政府発行システムの3つがあります。

 

・民間銀行発行システム=預金

中央銀行発行システム=紙幣

・政府発行システム=硬貨

 

日本は3つとも採用されていますが、ほとんどが民間銀行が発行しています(1300兆円)。

その一方、政府発行のお金は5兆円、日本銀行発行のお金は77兆円です。

政府発行通貨を壊すと犯罪です。

しかし、中央銀行発行通貨は壊しても問題ありません。

 

良く、お金には裏付けがなければならないというが現代のお金にはそんなものはありません。

あるのは信用だけです。

貸したお金は返してくれるだろうという信用だけがこのシステムを支えています。

でも、実はそれもほとんど破綻しかけています。

一言で言うと、こんな仕組みが持続可能なわけではありません。

 

信用創造で発行されるお金は全て誰かの借金です。

逆にいえば、誰かが借金をしないと、お金は発行されないということです。

 

だから、国民の手元にある現金、預貯金は全て、誰かの借金です。

それが回り回って、国民の所に行っているだけなのです。

だから、もしそれが全て返されることがあれば、国民のお金も全て消えるのです。

借金ゼロ=お金ゼロです。

 

全てのお金が誰かの借金だと、その全てに金利が掛かります。

それも含めて全て返すには、お金が消えるどころか少なくともその金利分が増えなければ、お金が足りなくなります。

つまり、この信用システムを維持する条件というのは、この世にある無数の借金がほぼ全て、金利も含めて、返されると同時に返される以上の新たな借金が生まれ続け、全体にみれば、常に借金が増え続けられなければならないということです。

つまり、お金と借金が永遠に増え続けなければ、この信用システムは破綻します。

何故なら、お金=誰かの借金だからです。

 

どんどん、格差を作り、誰かが借金を抱え続けないとプラスのお金がそもそも存在できない仕組みです。

そして、全く借金を抱えていないと豪語する人も実は、所得税、住民税、消費税等、税金として集められ、間接的に政府が負っている借金の国債償還と利息を返済しているのです。

 

世の中のお金と借金を全部足したら、0、つまりゼロサムゲームなのです。

しかし、日本のどんなに貧しい家庭でも、借金を抱えている人でも政府に頼って、プラスのお金を手にして、生きていかなくてはなりません。

そのわずかなプラスのお金すらも借金でしか誕生しないのです。

では、一体、その借金を返すのは誰なのでしょうか?

それはどんなに押し付けても死なない人達です。

今、世の中のお金と共に政府の増え続ける借金は将来、生まれてくる子供たちに後払いの税金として、生まれた瞬間に負わされるのです。

 

日本政府の借金が増え続けて、財政が破綻しかけているのは、そしてほぼ世界中の政府の財政が破綻しかけているのはこのお金の発行の仕組みに原因があります。

政府の無駄使いや税収不足ではありません。

いずれにしてもこれは時間の問題です。

永遠に無限に増え続ける借金は民間だろうが、政府だろうがあり得ません。

銀行が民間企業や国民になかなかお金を貸さなくなれば、最後に残るのは政府しかありません。

 

政府だけはお金を借り続けることができます。

だから、最後に政府にそのツケが回ります。

お金の発行の仕組みそのものを変えない限りは政府の借金は絶対になくならないのです。

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